海府ごろよむ通信

■ 市議会だより −佐渡市議会議員・浜田正敏による「議会だより」です。−

▼ 市役所の庁舎建設と消防本部中央署の位置について

 はじめに、台風15号災害で被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。
  8月20日未明、今までにない大波を目の当たりにし、その被害の大きさに驚きました。丹精込めた稲穂の惨状に、また、漁港及び漁業従事者の皆様の被害に、何か一助になればと当日懸命に駆け回りました。
  微力ではありますが、皆様の一日も早い立ち直りに尽力したいと思っております。

 

 さて、佐渡市の新庁舎建設は、総工費23億円で平成21年度〜23年度に予定されています。
  今後の人口増加が見込めない中で厳しい財政運営を強いられている今、新庁舎建設にこのような大金を投ずることに疑問を覚えるものであります。
  勿論、佐渡市としての支所の再編や本庁機能の充実を図ることは当然でありますが、その為に新しい庁舎が必要だという理由にはならないのであります。
  現在、本庁舎として使用している旧金井町役場庁舎は、建築後15年くらいとのことで立派な建物でありますし、まだ数十年は使用に耐えるものであります。
  かつて県庁舎が第二分館、第三分館で対応してきたことを考えれば、現庁舎で不足とされる議会関係(予定時点の定数30名)に、農林水産課、教育委員会等の収容分は増築で十分に対応できるのではないでしょうか。
  平成18年3月には、旧女子高校舎払い下げに伴う利用計画の策定もありますし、保育所と北陸農政局の土地を利用すれば増築に必要な面積は十分確保できるとも聞いております。
  これからは、何でも新しくするのではなく、有るものを利用し足りないものは補充するという視点や取り組みが必要ですし、朱鷺の舞う島、佐渡の穀倉地帯である国仲平野の美しい景観にそぐわない高層建築等も抑制するべきではないでしょうか。

 次に佐渡市消防本部中央署については、本年度から18年度までの3ヵ年で25億2千4百万円の巨費を投じて建設されることになっています。
  とかく役所の仕事には、計画から実行そして完成の暁には現場と合わないといったものが散見されます。
  これは、実態の正確な把握と計画から実行までの間の状況変化への対応、即ち見直しがきちんと行われていない結果だと思います。
  今回の本部中央署の位置についても、両津、相川そして南佐渡消防署が現在地に存続するのですから、その3消防署から15分圏内を除いた中心部に置くのがより効率的であり適正なものと言えるのではないでしょうか。そうすることによって、支署等の施設の見直しも可能になると思います。
  一部事務組合の計画が全島的視点を欠いたまま引き継がれたものだとするならば、大いに問題のあるところであります。

 いずれにしても、現在の計画全てについて一島一市としての視点で、もう一度見直すことが何より肝要かと思います。

2004-09-03 | hamada

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