「オエー、なんださ、あの飛行機は。なんだいろんなもんおてとるが(落としているが)」
当時の新聞記事によれば、昭和21年1月14日午後5時。
高千村の上空を、双発の巨大な飛行機が、不機嫌そうなエンジン音をひびかせて旋回していました。そして、その爆音はだんだん力をなくし、機影は入崎の陰に隠れてしまいました。
「おっ!お!〜。飛行機がおちたぁ〜〜〜〜〜」
学芸会の練習を終えた高下・田野浦(タンラと言ってほしい)の子供たちはいっせいに走りました。
それよりたまげたのは、入川のモン達。
入崎方向から高千国民学校前の浜に、オリーブドラブに塗られた全幅30メートル、全長20メートルの巨大な双発機<ムラ人は、それがC-47スカイトレインという輸送機とは知る由もありません>が、夕闇の中舞い降りてきたのですから、それは、肝をつぶしたのに間違いありません。
砂利浜に、ドスン!!とばかり着陸。
以下、想像ですが、通常の着陸は主脚2本から着地し、その後、尾輪が下ります。したがって、しかし、砂利浜ですから、そのようなことをすると主脚に荷重がかかりすぎ、脚が浜に埋まってしまい、飛行機はつんのめって逆立ちかひっくり返ってしまいます。ですから、このような場合、主脚と尾輪が同時に接地する、3点着陸をしなければなりません。この着陸の仕方は、空母に着艦する際の方法です。
もしかすると、パイロットは海軍あがりかもしれません。
いわゆる、パンケーキランデング。見事に着陸しました。しかし、勢いのついた飛行機はまっすぐに、北立島の大島めがけて滑走します。このまま進めば、激突・炎上の危機!!!
いったいどうなってしまうのか〜。以下次回へ続く。
<おえ〜なにをひっぱるえ〜「ガチンコ」でもあるもんかなんずに>
<あれ!わかります〜>
<ふうりんだえ〜あますけが>
2004-09-10 | おんごろべ