前回は、ちょっとクラケー話で、よんどこなかったわえ〜
海府のモンが、そげんことしると思うては困るんだけも・・・。
そこで、名誉挽回!!ちょっと粋な話を。
海府には、ゲンゴレー(源五郎)とか、シロザメェー(四郎左衛生門)とかヒッチャメェー(七郎左衛門)とかセェームシロ(左衛門四郎)とかセイメー(清右衛門)とかいう、色々な屋号があります。
主に屋号は、先祖の名前を受け継いでいるのですが、イタヤ(板屋→ムラ中が茅葺きだった頃、板葺きにした家だったので)、シンヤ(新規世帯や新築した家なので)、インキョ(文字通り隠居の家)など、人名以外の屋号があります。
ところが、カッキャケェーとかエバエーとかゴトネーとかいわれると、何のことかさっぱしわかりません。
カッキャケェーとは、漢字で書けば「書役家」。昔、河原田から海府方面へ行商にきていたとき、とてもきれいな字を書くので、ムラの人に懇願され居つくことになり、この屋号をつけてもらったとか。
エバエーは「江番家」で、田んぼの用水を専門に管理してくれる家のこと。
では、ゴトネーとは??????
ゴトネーを漢字で書くと「後藤家」のこと。
この「後藤」とは、佐渡奉行所の後藤役所のことで、小判の鋳造をしていた役所のこと。この後藤役所で働いていた役人達が、海府の新田開発を手伝い、ムラに居ついたことから、みんなはゴトネーというようになりました。
ずいぶん、遠回りしちゃいましたね。
では、ゴトネーのちょっと粋な話始めます。
むかし、ゴトネーさんが、上方へ旅に出ていました。
ある宿を出発しょうとしていたら、帳場が何か騒々しい。
何んしたと思ってのぞくと、ある旅人が金を盗まれたものか途方にくれていました。
ゴトネーさんは、見るに見かねて自分のお金を旅人にあげました。
旅人は感謝し「どうかお名前を教えて欲しい」というのですが、「名乗るほどでもねーがさ」とゴトネーさん。
「そのようなことをいわないでどーでも教えてくれー」とデブテ(額)をタタキに何度でもこすりつけてたのむので、ゴトネーさんはとうとう根負けして「俺かー、俺はな、佐渡の国麻の種村四斗九升九合左衛門だ」と答えました。
さて、どのくらい月日がたったもんだか、旅人は借りたお金で無事家に戻ることが出来て、それに商売もうまくいって、どーでも恩返しをしたいということになって、佐渡までやってきました。
ところが麻の種村というのは、誰に聞いても知りません。方々たんねましたが、何も手がかりがありません。そこで、やぼに知恵がきくというジヤンがいるということなので、その者をたんねてみました。
「麻の種村???」と、ジヤンは考え込んでしまいましたが、しばらくすると「おお、そうだったか。なかなかおもしー謎かけだのー」といって、このように答えました。
「麻の種が芽吹くと、それを苧にするだろ。ちゅうことは、苧の実のことだから、海府の小野見村にいくといい」
そうして旅人は、えっちらおっちら小野見に来ました。
ところが小野見に来て四斗九升九合左衛門なるものを探しても、みんなは、そのようなモンはいないといいます。方々たんねましたが、何も手がかりがありません。そこで、やぼに知恵がきくというジヤンがいるということなので、その者をたんねてみました。
「四斗九升九合左衛門だぁ〜??そげなモンはおれせんがのー」と、しばらく考え込んでいましたが、笑いながら「おうおう、やぼんじょんからげーな謎かけをしるもんだ」 と、このように答えました。
「四斗九升九合左衛門ちゅうのんは、五斗に一合たりんだろ。そっだし五斗無いということだ。おめェーゴトネーに行ってみい」
そこで、旅人がゴトネーをたんねると、その本人が「んな、よーわかったなー」とうれしそうに迎えてくれたと。
そっで、バンバン。
こんな、ホンワカくる話って、どっかにねーかなぁー
鬱になっとるし、オチなんかありません。ふう〜〜〜〜〜〜っ(ため息)。
2005-03-18 | おんごろべ