海府ごろよむ通信

■ 海府よもやま話 −海府の「へぇ〜」を紹介しています。−

海府大変(黒船騒動)

 ノドンだテポドンだのと、"天気晴朗なれど波高し"の日本海。
  近未来物の仮想戦記は、村上龍『半島を出でよ』を始め、北朝鮮が攻めて来るとかいうやつが大流行。
  けもな〜、兵器おたくのプーちゃんだちが、高層ホテルをダイナマイトでぶったおして、福岡市を占領している北朝鮮軍を潰しちゃうという荒唐無稽な小説より、敦賀の原発をゲリラが占領するという、麻生幾の『宣戦布告』の方がリアルだねーか?


  そういえば、今から20年も前に、中曽根大勲位が「不沈空母」発言をして物議をかもした頃は、いますぐにでもソ連軍が攻めて来る騒ぎでしたっけ。
  北海道は、何べんでも占領されるし、首相はうろうろ、役所は右往左往、そのくせ役人らしくクジクジしく弁解ばかりで、日米安保は機能せず、自衛隊は平和憲法で両手両足を縛られながら、孤軍奮闘の戦い。最後は、力道山の空手チョップばりのフェバリットホールドが出て勝利するという、おきまりのお話。


  挙句の果てが、ソビエト軍が、佐渡に上陸するというのまであったがやぁ〜。


  ジャジャじゃあ〜〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜。
  日ソ間の軍事的緊張が高まり、ついには大艦隊が北海道に向かった。それに対応するため、自衛隊が兵力を北に集中すると、突然佐渡へ方向転換。まず、佐渡レーダー基地をミサイルで潰す。続いて空母ミンスクから飛び立った空中強襲部隊が、最新の垂直離着陸機フォージャーが上空を警戒する中、佐渡飛行場を占領。そして、ソ連軍は両津湾から一気に無血上陸し、本隊は本線沿いに相川に向かう。島民たちは何が起きたか理解できず、中には「アメリカ軍万歳!!」と叫ぶ者もあり。相川にある県の合同庁舎に集められた首長らは、ソビエト軍によって占領政策を忠実に実行するよう命令され、国中の土地は強制収用。たちまち、5〜6本の飛行場が造成され、次々と巨大輸送機によって戦略物資が運び込まれ、佐渡は不沈空母化していく。
  そして、直江津から上陸したソ連軍は、中山道沿いに一気に首都圏へ〜〜〜〜〜。
  どうなる、わが日本!!!!!!!!!
  というような内容のお話だったように記憶していますが・・・・。



  けもなぁ〜。垂直離着陸機フォジャー(甲板をこがしてしまうらし)と、ヘリしか詰めないミンスクなる欠陥空母を過大評価したり、両津羽吉海岸に1個師団が混乱無く上陸したり、それを支える大量の物資が、いくら巨大といったって、イリューシンぐらいでは間にあわんでしょうに・・・。
  せめてジョン・ハッケットの『第三次世界大戦』程度のリアリティをもたしてくれれば面白かったのになぁ・・・・。



  おっと、今回は仮想戦記を評論するのではねぇ〜んだったっちゃ。
  海府が、黒船で大騒ぎになったことを書くんだったわェ〜〜〜。
  そーべんにのって、いらんことをずりさべりもっとって、スマソ・・・・。
  では、本題に入ります。

  嘉永2年(1849)、前年起きた、アメリカの捕鯨船ラゴダ拿捕事件解決のため、3月に東インド艦隊の軍艦ブレブル号が長崎に来航し、牢屋敷に入れられていた乗組員を強引に連れ戻したり、閏4月にはイギリス軍艦マリーナ号が江戸湾・浦賀・下田を測量するなど、なぜか世間が騒がしくなっていました。
  6月には、関東や九州は大雨で洪水となり、佐渡でも国中で被害がでました。


  7月19日4つ時頃、大野亀沖で海士町の漁師孫八達が漁の準備にとりかかろうとしていると、1里半ほど沖合いから、黒い煙を吐きながら見慣れない船が近づいてきました。
  その船は、帆3〜4枚で4000石くらい、長さは70有余間で、両脇には6間ほどの大車があって、中央の鉄の大柱から火煙を吐いています。

  船はどんどん漁師達の方へ近づいてきます。
  もしかすると、あれが噂の異国船か。
  孫八達は、呆けたように船を見つめていました。

  この事態が「武力攻撃事態対処関連三法」の、「武力攻撃が予測されるに至った事態」なのか「武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められる事態」なのか、孫八さんには想像もつかないことでした。

  続きます・・・・・


  ちょっと、ひっぱっちゃおうかな・・・・・

 

2005-06-12 | おんごろべ

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